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デンマーク・コペンハーゲンで釣り


8月後半に国際学会参加のため、デンマークへ行ってきました(こちらの内容で発表しました)。


3年ぶりの海外+久々の対面学会はもちろん楽しみでしたが、もう一つの楽しみは釣りです。3年前にノルウェーに行った際につれなかったヨーロピアンパーチやパイクが狙いです。ノルウェー滞在時は海釣りは充実していましたが、ベルゲンでは珍しい渇水にあたってしまったため淡水での釣りの結果は芳しくなかったのです。今回はリベンジです。


国際学会については研究室ブログで紹介するつもり、、、ですが怠慢ゆえ更新しない可能性大あり。





ところでヨーロッパはどこもそうですが、釣りのルールが極めて厳しく複雑です。基本的に全ての釣りでライセンスが必要です。一方で日本語で書かれた有用な情報も限られています。というわけで必要な手続きについて以下に簡単にまとめました(自分がまた行くときに忘れそうだから備忘録です)。



・ライセンスの取得と釣り場の選定


デンマーク全体の釣りに必要な情報は全てこちらに書かれています。またこのサイトから飛べますが、釣りのライセンスもこちらで買えます (1週間券で3000円ほど。もっと高いと思った)。

またコペンハーゲンであれば以下のPDFがそれぞれの場所に関して詳細に書かれており、結構有用でした。

なお全てのサイトはほぼデンマーク語なので英語で翻訳しながら見ていく必要があります。


注意すべき点は場所によっては釣りができる期間やエリアがかなり限られていることです。

特に人気対象種のパーチやパイクは産卵時期はもちろんですが(こちらを参照)、各釣り場ではその時期以外にも釣り禁止期間が決まっています。事前に訪れる予定の場所をしっかり調べないといけません。

そういうわけで、上記サイトやPDFで紹介されている場所以外での釣りはやめておいた方が無難です(淡水域も海も)。

また池や湖のある一部のエリアだけで釣りが許可されている、ということもざらなので、こちらも注意が必要です(コペンハーゲンであれば、上記PDFのピンの場所であれば確実に大丈夫なはず)


釣りがどこでも自由にできないのは残念ですが、個人的には資源保護の観点で素晴らしい取り組みで、日本も見習うべきだと思います。



・釣具屋で情報収集・釣りの方法


そもそも自分は上記サイトの存在も知らなかったので、まず釣具屋に行ってどこで釣りをしていいか確認したところ、丁寧に上記サイトを教えてもらいました。サイトの情報と齟齬がみられたところもあったので、不安であれば情報収集がてら釣具屋に聞いた方が安全です。嫌な顔せずに親切に教えてくれます。


ルアーであればおそらくあまり制限はないですが、餌釣りについては注意が必要です。例えば生きた魚を使った釣りはほとんどの湖で注意されています。こうした細かな情報は釣具屋で聞くのが一番確かだと思います。



・いざ実釣


滞在中の期間で満足に釣りができそうな日は一日だったのと、電車やバスで移動することになるため、

必然的に滞在していたコペンハーゲン近辺の場所で探しました。とりあえず一年中釣りができると表記のあったTrekantsøenの池を選択しました。サイトによるとヨーロピアンパーチとローチが釣れるようです。残念ながらパイクはいないっぽい、、


ホテルからメトロ(地下鉄のようなもの。24時間運行!)で移動して、15分ほど歩いて到着しました。以下の写真のような国道沿いの小さな池です。







とりあえずパーチ狙いで、小さな3gのヤマメカラーのスプーン(多分昔拾ったやつ)を投げるとなんと3投目で狙いのヨーロピアンパーチがつれてしまいました。しかも結構良いサイズです。夢中で写真を撮りました。



この後も遠投を続け、もう一匹小さめのパーチを追加しました。

小さい方が黒帯模様が出ていてパーチらしくて綺麗な感じがします。




途中そろそろ他の魚が釣りたいということで、道中買ってきたハムをつけたりしていましたが、特に反応なし。そうこうしてるうちに、釣り人が一人対岸に来たので、ポイントを探りがてら話しかけてみると、パーチ狙いとのこと。この方はスピナーでパーチをコンスタントにかけていました。親切にも当たりが集中するポイントや釣り方を教えてもらいました。またもう一つの狙いのローチについても聞いてみると、コーン餌で釣るらしく、欲しそうにしていたらちょっと分けて貰うことができました。



ノベ竿に普段フナを釣るようなウキ釣りの仕掛け(ハリス0.8号+袖針)をつけて、コーンを半分切りにしてボトムに落としておくと、すぐに当たりがありました、がなかなか乗りません。数回トライして確実にフッキングするまで待ってみると、やっと釣ることができました。


でかいヤリタナゴみたいな魚で綺麗です。海外で魚を釣るたびに思いますが、遠く離れた国なのにおんなじような表現型の魚や、はたまたパーチのように全く日本にはいないような表現型の魚が釣れるのは不思議で面白いです。


その後もコツを掴んで、数匹釣獲し、満足したので帰路につきました。



ちなみにその後観光で訪れたカステレット要塞の池(基本釣り禁止)には普通にパイクが泳いでいて悔しい思いをしました。また滞在中に海の近くに行く度に海も覗きましたが、ハゼの仲間(多分ノルウェーでも釣ったブラックゴビー)と海イトヨが泳いでいるだけでした。ただ狙えばサバやコッド、ダツ、カレイが釣れるようです。基本的に日本より魚種の多様性が低いので、もしデンマークに住んだら私はすぐに飽きてしまいそうです。



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